まずは、動画を。
鼻水が垂れそうな愛犬を見たことありませんか?
当然ですが、犬に「鼻をかむ」という常識はありませんしね…。(笑)
犬は何で鼻水を垂らして寝ているのでしょう??
気にもしてないですよね…
実は理由あって…なんです!
嗅覚のしくみ
カンタンに…ですが、
嗅覚は鼻の中に広がる粘膜で「ニオイ分子」を受容して感知します。
粘膜の広さと粘膜上の細胞の数が人よりも多い。
だから、犬の嗅覚は素晴らしい訳です。
麻薬探知なども出来るほど、優れています。
私は「25mプールに酢が1滴入っているだけでも解かる」とよく説明します。
スゴイですね。
それほどスゴイ鼻だからこそ、逆に関心のないニオイには反応しません。
(全てに反応していたら身がもちませんから…)
犬の嗅覚は(人と比べると)素晴らしいですが、犬には差がわかりませんね。(笑)
ちなみに、短頭種は鼻の中の面積が狭い分だけ、嗅覚が少し劣ります。
何で、鼻水?
カンタンには、ニオイ分子を「少しでも(鼻の粘膜で)停留させる目的」で鼻水が出てきます。
寝ている時には、視覚は期待できません。
聴覚や嗅覚をメインに、外敵から身を守る訳です。
そのため、鼻水を出してニオイを「いつも以上に」嗅ごうとしている訳です。
オヤツを出してきた時に「クシュン・クシュン」とクシャミみたいな仕草をする子もいます。
これも「どんなオヤツを出してくれるの?」と、ニオイを鼻に停留させるのに鼻水が出ちゃうんです。
要するに、鼻を「より活用したい」ときに、鼻水が出てきます。
人とは違うからこそ擬人化しないように
とても優れた嗅覚があるのに、電信柱にあれほどまで鼻を近づけるのか?
人からしてみれば不思議です。
こんな流れ、経験したことある方も多いかもしれません。
この子は、素晴らしい嗅覚を上手く使えていないかもしれません。