犬たちのとの暮らしの中で、かなりゴチャゴチャになっている、しつけと教育。
人に置き換えて少し整理して考えてみましょう。
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しつけ
礼儀作法をその人の身につくように教え込むこと。
また、その礼儀作法。
Yahoo!辞書より 抜粋
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教育
ある人間を望ましい姿に変化させるために、身心両面にわたって、意図的、計画的に働きかけること。
学校教育によって身につけた成果。
Yahoo!辞書より 抜粋
「しつけ」=礼儀作法(例:挨拶の仕方・箸の持ち方など)
「教育」=学校で習う科目(例:算数・美術など)
こんな感じでしょうか。
しかし、完全には分離して考えられないこともありますね。
例えば、勉強を習いながら(=教育)鉛筆の持ち方(=しつけ)を習う場合もありますね。
親が勉強を教えることもありますし、学校の先生がしつけをする場合も、もちろんあります。
社会に出ても先輩に挨拶の仕方(=しつけ)を教わる(教えないといけない)場合もありますね。
「しつけ」は親や先生をはじめ、目上の方から学ぶ機会を得ていることが多いようです。
「教育」は、ある機関に出向いて学ぶことが多いのではないでしょうか?
「しつけ&教育」どちらを学ぶにも「経験がある方から伝授することが多い」と言えるでしょう。
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しつけ=礼儀作法
・トイレのしつけ
・挨拶の仕方
(人・犬、他の動物へ必要以上に興奮しない・不安がらない)
・身体中、どこでも診たり触ったり出来る
・ゴミ箱の中身や落ちている物を勝手に食べない など
愛犬が家庭で人間と一緒に暮らす最低限身につけるマナー全般ですね。
出来ていないと、愛犬の健康が害する機会が多くなったり、犬嫌いを増やす機会が多くなりがちです。
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教育=学校で習う科目
・おすわり / フセ
・ツケ(人の左側につく)
・一瞬芸 など
出来るようになればなるほど共通言語が増えますから、生活の質が向上することは間違いありません。
しかし、一瞬芸が出来なくても愛犬の健康が害することはありませんね。
今回、伝えたいことは「教育」よりも「しつけ」が優先なんです。
いつでもどこでも、必要以上に興奮しない。
いつでもどこでも、必要以上に不安がらない。
これがとっても大切なんです。
また、犬と暮らすことが始めての方は特に、伝え方がわからなくても不思議ではありません。
人の場合、親になる前に子供の立場から親を見てきていますが、犬を飼った経験がない場合には全くの想像からのスタートになる訳ですから…。
可愛い愛犬へ少しでも混乱させないようにするためには、しつけと教育の違いとそれを伝えるためには経験が必要だということを整理しながら、愛犬とのコミュニケーションをより良いものにしていってくださいね。
親や先生は経験から伝えることが出来る訳です。
教わったこともない、教えたこともない、これでスタートしちゃうから色々と問題が出てきます。
初めての方、なかなか上手く伝えられない…。
そんな場合は、近くのしつけ教室へ相談してみてくださいね!