表題からお察しの通り、犬の吠えについてです。
恐らく、愛犬家でも「吠えられることが大好き」という方は少ないはず。
特に他犬は…。
犬嫌いの方からは到底受け入れがたい…。
時一片ならまだしも、長時間(これは相手からして長いと感じる時間)や頻度が多くなると苦情に繋がるケースも…。
(苦情を言いたいけど、我慢している場合もあるでしょう)
また、ある犬が吠えていることに共鳴してしまうケースもあります。
これは排泄でも同じですね。
道端に落ちているウ○チを踏んで「ラッキー♪(運がついた)」なんて感じることは皆無です。
それなのに、道にはまだまだ落ちてますね…。
角の家の外壁や電信柱にはオ○ッコの後が消えません。
本当に犬の都合なのか?
実は人の都合なのでは?
もちろん、吠え続けて欲しいと家族が願っている場合は少ないでしょう。
実際には、愛犬と家族に生じているギャップがどのくらい生じているか?を把握するためにも、今回のケースを糧にして愛犬の観察力向上へと役立てて頂ければ幸いです。
表題を説明をする前に…、今回の「うるさい!」といっても吠えが止まないケースは対処方法が愛犬の原因にマッチしていません。
何度も同じ方法を取っていてもお互いに無駄…とお察しください。
(必要であれば、ご相談ください)
これはご家族が発したメッセージとして正しく伝わったのか?
1.正しく伝わったから吠え止んだ
吠えた原因はさておき、ご家族が吠えることを止めて欲しいというメッセージを察したと言えるでしょう。
しかし、愛犬からは「うるさい!」と言われるまでは吠えても良いと判断しているかもしれません。
愛犬の普段の様子を意識して見ていれば察することが出来ます。
吠えていることで損をするという認識。
吠えていない方が得があるという認識。
2.吠える必要がなくなったから吠え止んだ
このケースは愛犬が構って欲しいから吠えているケース。
ケージやサークルに入れられてしまったりしたことで、構って欲しい・出して欲しいという原因から吠えている時に「うるさい!」と言ったことで吠えが止むケース。
叱ったつもり…が、愛犬には(言い方はさておき)構ってくれた。
吠えていることで得をするという認識。
吠えていない方が損をするという認識。
ここで糧にして頂きたいことは、構って欲しい時に吠えている場合、叱ったつもりでも愛犬には「構ってもらえた」と認識することがあるということです。
同じ過程(=うるさい!という)で同じ結果が出ている(=吠えが止む)のですが、吠えを弱化しているどころか、強化している場合があります。
ご相談される場合、大概の方は「対処方法」に注目していきます。
実際は、原因が異なると成果は少ないどころか、酷くなることもあるのです。
自己流には限界がある場合もありますから、少しでも「伝わってないなぁ」と感じる対処法は続けないことです。
そして何度も「うるさい!」という必要があるなら、考える必要ありです。
愛犬は「これから吠えないようにしよう!」なんて考えていないからですね。
可愛い愛犬が世間から嫌われないためには、ご家族のサポートは必至です!