愛犬との温度差をなくすために家族が知るべき4つの大項目

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愛犬との温度差をなくすために家族が知るべき4つの大項目
今回の内容は、チョット難しい言葉も出てきます。
でも、この程度の言葉は全ての愛犬家が「知っていて欲しい!」という気持ちも込めて…。(笑)

この4つをある程度理解していれば、愛犬は相当安心して暮らせるはずです。

1.3つの本能

本能は生きていくために。
種を存続させるために、なくてなならないもの。

犬たちは「全て本能に基づいて生活している」ので、本能なしでは始まりません。

1.繁殖本能 2.危険回避(危機回避)本能 3.捕食本能
同時に刺激された場合、本能には優先順位がある
 1.繁殖本能 > 2.危険回避(危機回避)本能 > 3.捕食本能
 → これがわかると、不妊手術のメリットが病気だけではないことがわかる!

行動の分類がスムーズになる
 同じ「排泄」と言えども…
 ・繁殖本能=ニオイ付けのマーキング
 ・危険回避(危機回避)本能=緊張や不安からの「ビビりション」
 ・捕食本能=一般の排泄=老廃物を体外に出す
 → これがわからないと、トイレが失敗なのか?そうでないのか?もわからない。

吠えでも同じ。
この本能がわからないと、何もかもスッキリしません。(笑)
 

2.犬の五感

犬の感覚器は優れた能力がある!とは知っていても、実際に「どのくらい?」スゴいのか?
実際に体感することは難しいですが、そのくらい「人とは違う」ということを知ってくことは大切です。

1.聴覚 2.嗅覚 3.視覚 4.触覚 5.味覚
聴覚:良く聞こえるのは確か。しかし、私たちの声域は「聞き取りづらい」のです。
嗅覚:素晴らしい!のは確か。しかし、興味のある匂いしか興味ありません。
視覚:見えている色も視野も人とは違います。
触覚:「自身から触れる」と「他から触れられる」では差が大きい。
味覚:味覚と食欲は別もの。

詳細はGoogleさま・Yahoo!さまにお聞きくださいね。(笑)
当方ではリクエストがあればご案内してます。

五感にくわえて、痛覚も知っておくと、もっと温度差がなくなるでしょう。
 

3.学習の仕組み

愛犬の本能に基づく行動や五感などの受け止め方の相違が理解できれば、愛犬が「どの様に学んでいるか?」をしればOKです。
学習の仕組みは至ってシンプル。
シンプルがゆえに戸惑うこともありますが、解からないことは解かる人に聞くことです。(笑)

1.得をすると繰り返す(=強化) 2.損をすると止める(弱化)

「得をする」にも種類が2つあります。
また、「損をする」にも種類が2つあります。
合計4つの種類だけ。

・行動を強化(または弱化)したいのか?
・状態を強化(または弱化)したいのか?

・学習をさせたいのか?
・学習を予防したいのか?(管理)

これだけ。カンタンなんです。(笑)

ある程度、知っている方であれば、ここまでで大分スッキリするはずです。
学習の仕組みをガッツリ知りたい!という方は、ドッグスポーツをクリッカーで教えている所へ行くと良いです。
タイミングのズレで、伝えたかった内容と学んだ内容がすぐにわかります。
観察力も必要となるので、上達したい人にはお勧めです!
 

4.慣らし方(馴らし方)

犬の本能と学習の仕組みがわかれば、あとは実践のみ。
芸を教えるのも良いでしょうが、私は愛犬が不安や緊張(危険回避の本能が刺激)した場合の対応策を見につけておいて欲しいです。

「ならす」といっても、方法に種類があります。
適材適所に応じて、使えないものあります。
また、人がテクニックを身につける必要がある「ならし方」もあります。

1.放置して「ならす」 2.少しずつ「ならす」 3.好きなものを与えながら「ならす」
単に「ならす」といっても、本犬は「なれよう」と思って体験していません。
勝手になれてくれるものばかりなら、紹介する必要ないですね。
つまり、2番と3番の方法を習得してもらえると、愛犬は本当に有り難いはずです。

少しだけ家族がテクニックというかコツを覚えるのに時間は掛かりますが、知ってしまえば一生ものです!

これが出来ると、嫌がるお手入れ関係はバッチリ!
歯ブラシだってカンタン♪

動物病院の診察室が嫌いな犬も「ならす」ことが出来ます!