「大丈夫・大丈夫…」って、ホントに大丈夫?

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暮らしのヒント

不安や緊張を感じている時の対応として

犬が不安や緊張を感じている時、家族の方が「大丈夫・大丈夫…」って、声を掛けている姿を見る機会が増えてきました。
不安や緊張した愛犬のシグナルを感じられているということになりますから、大変素晴らしいことです。

不安や恐怖を感じた時、尾が下がり始めます。
耳も後ろに引いたり…。
 

まず、不安や恐怖、緊張などのメッセージ(シグナル)を理解する
不安や恐怖などを感じている場合、安心させてあげるサポートが大切

「吠えている・吠えていない」に関わらず、自信のない犬には「安心」を与えることが1番です。
大きなメッセージとして表してくる前に気づく家族であれば、更に安心できますね。
 

果たして「大丈夫」で安心するのか?

結果的に落ち着いてくれば、家族の意図と愛犬が理解した解釈がマッチしたのでしょうね。

しかし、変化がない。
または、声を掛けると余計にヒドクなるような様子であれば、「大丈夫」という言葉の意味に違いがあるはずです。
大概の場合、違いがあるようです。

人同士でも「大丈夫?」と使う場合、相手が「大丈夫ではなさそう」だから言いますね。
ここに犬とのギャップが生まれるケースが潜んでいます。
 

愛犬は、どう感じているのか?

不安や緊張している時に「大丈夫」と聞かされる。
この「大丈夫」の声を聞くと「不安や緊張を思い出す」訳です。

「大丈夫」に嫌な印象が刷り込まれてしまうのです。
 

どうすればいいの?

落ち着きある時に「大丈夫」と声を掛けてあげましょう。
この様に使うことがベースになっているから、緊張した時などに「大丈夫」と声を掛けることで手助けになります。

「大丈夫」という言葉に拘る必要もありません。
「大丈夫」という言葉に悪いイメージがついているようであれば、違う言葉でスタートした方が愛犬は理解しやすいです。

基本は安心ですので、緊張や不安の対象になっているものから遠ざける方が「大丈夫」より安心できるはずです。

「大丈夫・大丈夫」が余計な緊張感の上書きになってしまっては…。
ご家族が発している「言葉」には温度差があること多々です。
確認をしてみてください。