答えは常に「他にある」はず!

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今回は「考え方の違いについて」です。
愛犬との意思疎通の考え方やアプローチには「別な観点から」が大切です。
そんなヒントになると良いなぁと…。

犬との暮らしには不思議がイッパイあって当たり前

何で吠えるの?
何でゴハン残すの?
何で「おいで」といったら逃げるの?
どうして、トイレが上手く出来ないの?

人の常識といえど、万人が共通であることは少なかったりします。
必ずしも「犬の常識=人の常識」とは限りません。

多くは、解決に対して「ご自身の常識」を愛犬にぶつけてみます。
愛犬には「愛犬の常識」があるために、理解ができなかったり、困惑することも多々です。

うちの子、「バカ」だから…
「しつけ」してないから…

こういった類を口にするご家族の犬は「賢い犬」が多かったり…。
逆に「良い血統なのに…」などと口にする人の犬は「自信のない犬」も多い。(笑)
 

ゴール(=最終イメージ)を理解しているのは家族(人)のみである

人同士の「何でわかってくれないの?」でも、ガチに意見を述べ合って和解するのは

共に和解すべき方向性を理解している

が、前提だと思います。

しかし、愛犬は家族が導きたいゴールを理解してスタートすることはありません。
そんな観点からも、人の常識をガッツリぶつけても理解は難しかったりします。

愛犬との疎通が上手くいかない原因は大きく分けて2つ。

原因と対処策がマッチしていない。
対策がマッチしていれば、タイミング(時期)がマッチしてない。

吠えるといっても、全ての吠えが「無視」で解決しません。
原因を(ある程度でも)絞り込み、その原因にマッチした対応策が必要です。

マッチしていたとしても、タイミングのズレで関連づけが変わります。
真面目にお答えするなら「0.5秒のズレ」でも異なります。

ほとんどの方は「遅い」ので、マッチしたアプローチでも愛犬が理解しにくいことが現実です。

 

考え方を変えれば、見方も変わる

愛犬との意思疎通には、常に「犬の常識を理解する」から始まります。

大概の場合、自分の常識+アルファが必要です。
お互いが大きなストレスにならないためには、欠かせない考え方になると思います。

1つでも、2つでも「犬の常識を理解する」ことを追加してスタートすれば、アプローチが変わります。
変わることで、愛犬が「わかりやすい!」と感じることが多くなります。

ゴールを理解していない愛犬に伝えるには、答えは常に「他にある!」といっても過言じゃない。

最適な選択肢(ベストウェイ)というのは、別のところにあるのが現実。
ベストウェイを見いだすために、家族が愛犬の常識を知る機会が大事なのではないでしょうか。