初めて子犬を迎えた家族にとって、犬の育児も「初めて」ですね。
迷うこと、戸惑うこと、たくさんあって当たり前です。
わからないことは、わかる人に聞く!(笑)
そこで、子犬を初めて(久しぶりに)迎えた方は「何を」スッキリさせておくべきか?
ポイント1:わからないことを「誰に」聞けばスッキリするか?
厄介なのは、ペットショップ・動物病院・トリミングサロン・しつけ教室など、犬のプロと言えどもポジションの違いからアドバイス内容が異なることも多く、戸惑いを受けられるケースも多々あることも…。
本来は、その様なことがない方が良いのですが、同じプロといっても専門分野が異なります。
情報に振り回されないようにするためには、以下のことを意識されると良いでしょう。
動物病院:病気のこと。予防関係、出国手続きなど。
トリミング:外観について。
しつけ教室:精神面のアドバイスについて。
もちろん一般論ですが、獣医さんに「カットの相談」をしても「???」というケースはあります。
しつけのトレーナーが予防薬の成分まで把握していないのは当たり前とも言えます。
犬のプロといえども、サービスや販売しているアイテムは異なります。
提供していないジャンルは「プロではない」と判断すべきです。
服屋で「この服に似合うメイクの仕方」などは聞きませんよね。(笑)
これと同じだと思って欲しいです。
どんな悩みなのか?
それによって、どの業種の方に相談する?
適したアドバイスを得られないと、結局は愛犬に負担が掛かりますから…。
ポイント2:迎えた「週齢」を把握すること
誕生日から「何週齢」で迎えたのか?
子犬の成長は早いので「何ヶ月齢」では、アバウトだからです。
生後3ヶ月でも「始めの頃」と「間もなく4ヶ月」では、有り余るエネルギーもオシッコが我慢できる時間も異なります。
一般的には、10週から12.13週くらいでご家庭に来ることが多いようです。
何で「週齢」が必要なの?
予防関係のスケジュールが把握しやすくなります。
ワクチン1回目:生後8週齢
(これより前だと初乳による移行抗体の関係でカウントされない場合がある)
ワクチン2回目:1回目より4週後(1ヶ月後と言われることが多い)
狂犬病予防接種:ワクチン2回目(または3回目)終了の1ヶ月後。
お散歩デビューが何時なのか?
誕生日がわかれば、把握できます。
予防接種関連の詳細は、獣医さんで確認されてくださいね。
社会化スケジュールが把握しやすくなります。
生後16週齢くらいまでに「成犬になってから遭遇するであろう様々な経験を一通り体験することが理想」と言われています。
要するに、ノンビリと悩んでいる暇はありません。(笑)
20週齢くらいまでは把握しておくと良いです。(最低でも16週齢までは)
私なら、カレンダーに数字(週齢)を書き入れておきます。
ポイント3:早めに「相談する」習慣を!
子犬の成長は、皆さんが思っている以上に「早い」ということ。
早めの対応が、早めの対策となり、愛犬も家族も負担が減ります。
私の経験上ですが、子犬のご相談内容は大体同じです。
ただ、一度にたくさんの悩みを聞かれます。
私は構いませんが、犬はそれだけ困惑した案件を抱えて生活している…と思うと、少々可哀想だなぁなんて思いながらご説明することがあります。
相談すべき内容は、誰にするのか?
これをスッキリすることです!
それから、初めての方は「子犬を選ぶ時から」相談すると良いです。
一般的には「外観」の好みで選ばれることがありますが、外観だけでなく健康面や資質面などの内面に無知なことで、トラブルや悩みが増えてしまうケースも多々あります。
子犬を迎える、子犬を迎えた皆さん、決断と行動は早めに!です。
そのくらい、子犬の成長は早く、その時期に経験すべきことをスルーしてしまうことで、ストレスに弱い犬に育つ可能性もありますので。
決断が多くなればなるほど、愛犬も家族もストレスの元です。
特に「初めて」の場合、正しい決断をするために迷いがたくさん生じてしまいがちです。
誰に聞けばよいか?
これだけをスッキリさせておけば、迷いも少なく安心して子犬との生活を楽しめるはずです!