公園などで「オヤツくれる人」って、時々いますね。
どんな人だろうが、貰った事がある犬にとって「オヤツくれる人=良い人」です。
欲しがるからあげる。
という人がいますが、欲しがった時に与えたから…次も欲しがるようになる。
が犬の言い分です。(笑)
お客様の犬を「私の虜(=オヤツを与えて好きにさせる)」にするのはカンタンです。
しかし、私はなるべく与えません。
何故なら、私との絆を深めるために連れてきていただく訳ではないからです。
私は(極力)嫌われない努力しかしません。
私がいても、家族との関わりを楽しめるための環境を考えて指導したいからです。
ちょっと脱線しましたが、オヤツはそれだけ強烈なツールで「取扱注意」です。
オヤツがないと出来ない犬に
オヤツを見せて誘導する。
この行為が「イケナイ」と言っている訳ではありません。
行動を引き出すのは、比較的カンタンです。
しかし、長く使っていると「オヤツなし」に移行するのが大変です。
要するに「ワイロ」なんです。
ワイロの引き上げはシンドイのが現状です。
オヤツなしでは出来ない。
こんな体験者は多いのではないでしょうか?
これだけでも、オヤツは「取扱注意」なのが理解できるはずです。
カンタンに行動が引き出せる方法は、必ずしも「愛犬に理解しやすい」とは限りません!
ここで言っている「オヤツ」とは
ここで言うオヤツとは、ご褒美と言われる「食べ物」です。
ご褒美は愛犬にとって好きな物や好きなことを与えることを指します。
また、嫌いなことから解放することでも、褒美を与えることになります。
オヤツは食べ物ですので、ドッグフードでもオヤツでも…。
嗜好性がある程度高い食べ物だと思ってください。
ここで指すオヤツはトリーツ(treats)とも言われます。
「treat」は「扱う」という意味。
つまり、扱いを誤ると愛犬との温度差が生じる訳です。
まとめ
褒める・叱る、オヤツを使う・使わない。
どれをチョイスしても、必ず長所と短所があります。
チョイスを間違えると、悪化したり、教えたいことと、伝わった内容がイコールになりません。
これはオヤツだけでなく、リードも同じです。
シンプルなツールほど、実は使い方次第。
基本的な「使い方」を学んでもらえると、愛犬のストレスは相当軽減することは間違いありません。
愛犬にご褒美をたくさん与えたい人は多いはず。
適正なオヤツの利用方法が理解できれば、太ることも差ほど気にせず利用できるはず。
心身ともに健康なオヤツの使い方を学んで、楽しい生活にしてくださいね!