色々と考慮するために知っておきたい子犬の成長過程-6

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子犬(パピー)クラス
ちょっと間が開いてしまいました。
今回で6回目ですね。
過去の5回は下記のリンクからどうぞ。

 ● 色々と考慮するために知っておきたい子犬の成長過程-1
 ● 色々と考慮するために知っておきたい子犬の成長過程-2
 ● 色々と考慮するために知っておきたい子犬の成長過程-3
 ● 色々と考慮するために知っておきたい子犬の成長過程-4
 ● 色々と考慮するために知っておきたい子犬の成長過程-5

さて、お家に来たら何から教えましょう??
余計なことを学んでからの対処は時間も労力も掛かります。

今回はお散歩デビューに備えた考え方を。

まず、お散歩デビュー日は、いつなの?


既にご説明した通り、愛犬のお散歩デビュー予定日はある程度わかるはずです。
獣医さんの休診日や、ご家族のスケジュールなどで若干変更はあるかもしれません。
でも、あらましの予定はわかるはずです。

お散歩といっても、初日からスムーズに歩く訳ではありません。
その日までに「何をするのか?」が、今回のテーマです。
 

お散歩デビューの準備って??

とにかく、愛犬にとってお散歩デビュー時は色々と「初めて」なのです。
ストレス要因なのです。

少しでも軽減するようにストレスを分散させて、心地良く一緒に歩く経験へと導きたいところなのですが、現実は…

首輪を付けたことがない。
リードも付けたことがない。
初めて地面を歩く。
初めてネコを見る。
初めて自転車が通り過ぎる…
他の犬のニオイがたくさんする…  など

ストレス要因がたくさんあることに気付けないことが多いんです。
この要因を「お散歩デビューに備えて」分散させてあげながら準備を進めてあげましょう。

分散して経験させる


まず、首輪に慣らしておきましょう。
成長するから「今は、もったいない」なんて言わないでくださいね。(笑)
首輪に慣らしておくと、室内での緊急時にも便利です。
子犬の時は必要なさそうですが、実はつけていた方が何かと便利です。

最初は少し嫌がる子もいます。
そういった場合は「ゴハンの時だけ付ける」など、チョット気になりにくい時に装着をしてると良いです。
少し放置しておくと慣れる場合もありますが、肢などでカリカリしているうちに首輪が抜けてしまうような「ユルユル」なサイズにしておくと、カリカリすれば取れると学びます。

少しでも新しい経験をさせる時には「目を離さない」は基本です。

リードを付けてリビングなどを歩いてみる。
首輪に慣れてきたら、リード付けてみましょう。
もちろん、室内でOKです。
リードを噛んできたりするようでしたら、これもゴハンの時を利用してみてください。

最初は時間を短めに。
10秒でもOKです。
リードを噛むまで付けているよりマシです。

リードを付けている時間が少し延びたら、室内を歩いてみましょう。

抱っこでお散歩コースを
首輪とリードに慣れたら、お散歩コースを「抱っこ」で歩いてみましょう。
「これから、ここを歩いて通るのよ」みたいな経験です。

まだ、予防接種などの兼ね合いから他犬との接触は遠慮したとしても、お散歩先輩犬のご家族はご理解してくれます。
色々な音やニオイ、車や自転車など、様々な刺激を「抱っこ」で経験します。

首輪にも、リードにも、音やニオイなどに少しでも慣れる。
こうやってストレスを分散させて経験させてあげることで、何度かのお散歩から歩行マナーを伝えていけると良いですね。

当然、抱っこでお散歩中に家族は「車が怖いのね」とか、色々と感じるはずです。
リードの使い方も室内で家族も慣れることが出来ますね。

お互いが少しずつ慣れることで、お互いの安全を確保する機会(準備)でもあります。
心配な方はパピークラスや事前に相談すべきです。

お家に迎えてから、考えること、すべきことってたくさんあります。
少しでも前倒しで準備や計画を立てられる家族が増えて欲しいと思います。

このテーマは、まだまだ続きます。

復習はこちらです。
 ● 色々と考慮するために知っておきたい子犬の成長過程-1
 ● 色々と考慮するために知っておきたい子犬の成長過程-2
 ● 色々と考慮するために知っておきたい子犬の成長過程-3
 ● 色々と考慮するために知っておきたい子犬の成長過程-4
 ● 色々と考慮するために知っておきたい子犬の成長過程-5


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