まだまだ多いと感じる考え方の違い

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暮らしのヒント
仕事柄、相談に来られる方は「困っている」から。(笑)
当然、その様な方のサポートをすることが、しつけ教室の役割でもあります。

問題を解決していくに当たって、色々とお聞きしながら原因を絞り込み、対策や方向性を検討するのも役割です。

ここで、私たちプロが聞きたいことと、皆さまがお話しになりたいことって、必ずしもイコールではありません。
何故なら、同じ糧で判断をしている訳ではないからですね。(笑)

そこで、よくあるケースは…
「●●したら、どうすれば…??」という内容です。
この「●●」は、家族として望んでいないことが入ります。

吠えたら、どうしたらいいの?
噛んだら、どうしたらいいの?
拾い食いしたら、どうしたらいいの?

この気持ち、すごく理解できます。
私も同じでしたから…。
 

車の事故で例えてみる

私がよく例えるケースは「車の事故」です。

・事故が起きにくいようにするには?
・事故が起きたら?

対応は全く違います。

「●●をしてしまう」を前提に「●●が起きにくいようにするには?」を考えなくちゃ…ですね。
要するに事故を起こしてからでは、相手の心配・警察や保険会社にTELするなど、事故後の対策です。

会社が倒産しないようにするには?
会社が倒産したら?

これとも同じですね。
事故を起こしてから、事故を起こさないように考える?
事故を起こさないように、普段から気をつけるのでは?

●●しないように、普段から気をつけることは?
こんな感じに考え方の方向性を持って欲しいです。

愛犬に何かを改善して欲しい。
そのためには、家族の「発想の転換」も必要です。
 
家族と私、ここで進むべき方向性が異なれば、愛犬は困惑してしまいますね。
スッキリすべき点は、事故に備えた対策です。
 
しつけ教室は、家族が親として愛犬と共に成長するための場所でもあります。
考え方が変わると、見方も変わります。
当然、変化が見えやすくなります。
 
愛犬の問題と思われる行動について、ちょっとだけ考え方を変えてみると新たな発見があるはずです!
 
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