私なら最優先に習得しておきたい3つの大項目

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暮らしのヒント
愛犬との暮らしは、楽しみもお悩みもありますね。
人生も。(笑)

私もあれこれと悩みましたし、今もパーフェクトだとは思っていません。
ただ間違いなく言えることは「知識があまりにも少ない状況で愛犬を迎える現状がある」ということです。

既に愛犬との暮らしがスタートしている場合は、なるべく早めに。
これから迎える方は、準備期間を設けて欲しい。
こんな気持ちで、今回は書いています。

1.身体中を大人しく触らせてくれる犬に

私が1番にあげる項目です。
愛犬の身体を、どこでも大人しく触らせてくれる。

・病気になった。
・怪我をした。
こういった時に、ストレスを大きく生じないように受け入れて貰うためです。

身体中が大人しくチェックしたり、ケアが出来るということは…


・ブラッシング
・シャンプー&ドライ、トリミング
・耳そうじ
・爪切り
・歯ブラシ
・肛門腺しぼり
・投薬や点眼、点耳薬の投与
・診察中の保定

などが、大きなストレス要因になりにくく暮らせます。

基本的に愛犬にとっては「キレイにして貰うこと」や「ケアをして貰う」ことが、今後に「どの様な影響があるためのものなのか?」の関連づけは出来ません。

→ ケアや投薬によって「痛みや痒みが治まる」などとは関連付けて学べないのです。

無理にやれば、次の機会にはもっと嫌がるようになる。

既にスポット薬を背中に垂らすことが出来ない場合や、耳そうじ用品を取りだそうとすると…なんて方は実体験済みですね。

こういったケースを想定して、少しずつ慣らすアプローチが必要です。

加齢と共に、診察や治療も多くなる場合もあります。
一生涯を考えて、今のコンディションに問題がある方は「慣らし方」を習得して欲しいです。
 

2.扉の管理

これは病気ではなく、事故防止が最大の目的です。
本命は事故防止なのですが、実は日常生活のストレスレベルに大きな影響を与える項目です。

具体的には、扉を開けた途端に「バーン」と飛び出さないように。と、いうことです。

どこの扉か?

→ 「全て」が理想です。

もちろん、出ちゃイケナイのではありません。
扉を開けた人からの許可(出てきていいよ)というような合図で出るように導くイメージを指します。

具体的には…


・玄関や門扉
・ケージやサークル
・(ベランダや庭へ出る)窓
・車のドア

などが代表です。

何で、こんな面倒なことを?と思うかもしれません。
事故は「万が一」に備えてこそ。

事故防止とは別で、空間(スペース)の管理は誰がしているのか?を伝えています。
番犬にしたくないのであれば、重要なことなのです。
これ、関係なさそうですが、散歩の「引っ張り」にも大きな影響があります。
当然、ケージ待機などでも大きなストレスを生じなくなるように導けます。

実は、とっても大切なんです。
だから2番目なのですね。
 

3.おいで

呼んだら来る。
子犬の頃は、ほとんどの犬が教えなくても出来ることです。

ここで気付いて頂きたいことは「呼ばれるとロクなことがない」という経験から、愛犬は来なくなるという事実です。

つまり、愛犬にとって「都合が悪い時ばかりに呼ぶと来なくなる」が事実なのです。

愛犬の問題だけではなく、利用する家族側の注意も必要ということです。
「おいで」という言葉は信頼関係の象徴でもあるといっても過言ではありません。
こちらも、万が一の時に「おいで」が伝わらないのは、家族として愛犬を守れないことにも繋がりますね。

来ないことが多いのであれば、この機会に見直してみてください。
 

まとめ

しつけ教室にいらっしゃる方は大きく分けて2通りです。

・愛犬をもっと理解したい!(積極的)
・問題を解決したい…(消極的)

両極端な表現ですが、同じ内容を進めていても実は進み方が違うことが多々あります。

どちらの方が探求心多いか?
それは、積極的な方です。

全ては「愛犬だけのため」ではありません。
家族のためでもあります。

愛犬にとっても、家族にとっても、一緒に暮らすという出会いが生まれました。
でも、愛犬から「これから家族にしてください」とお願いされた方は少ないのではないでしょうか?

一粒百行。
何でも、そんな簡単には習得できないことかもしれません。
どうせなら、積極的に。
そして、愛犬のためよりも、家族(親)として必要なことは何なのか?

愛犬の辛い顔、苦しむ顔は誰もが見たいと思っていないはず。
お互いがそう思っていれば、人が行動で示していきたいですね。

上手く伝えられない様子があれば、いつでもご相談ください。
一緒に練習して、スムーズになるよう応援します!
 
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