「無麻酔で歯石をとる!?」を聞いての考察-3

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歯ブラシ
先日、奥田先生の「無麻酔で歯石をとる!?」を聞いてきました。の第3弾です。

関連記事は下記のリンクからどうぞ。

無麻酔だからといって、単に安心できない点も多々ある。
やるなら麻酔して、シッカリやってもらう方が後々は安心です。

先生いわく、
処置前に必要な検査(血液検査や顔のレントゲンなど)を行うことで、情報が多くなり、方法や対策が選べます。
痛みが伴う前に、事前に薬をチョイスすることも可能です。
また、処置後の経過もシッカリみれる訳です。

家族としては、高齢期になって渋々…という決断よりも、早めにキレイにしてホームケアを出来るように…が良いですね。

歯石が歯周病の原因ではない

歯周病は骨がなくなる病気。
先生いわく、歯周病は歯垢が原因

つまり、歯垢が留まる環境が歯石を作り出す訳ですね。

「歯石になりやすい犬=歯垢が溜りやすい」ということ。
本題から遠ざかりますが、デンタルケアの本質ですね。

歯垢(=プラーク)のバイ菌が歯周病に影響する訳ですね。
歯垢と歯石では、このバイ菌の数が全然違うとのことです。

犬は虫歯にはなりにくい口腔環境だけど、
「歯石になりやすい口腔環境(Ph)」とのこと。
犬は、歯石に変わるまで「約3日」です。

愛犬が歯周病になると…


先生いわく、歯周病は骨をこわす病気です。
骨にも、まわりの歯肉にも血管があります。
これが破断します。
そうなると、血にバイ菌が入って、臓器や免疫機能に影響します。

犬は手を上手に使えません。
手の変わりに、口をたくさん使います。
(犬は身体のケアは口でしますね)
口内で繁殖したバイ菌で体表を舐めます。
皮膚病の原因の1つとなることあるようです。

前述通り、歯石よりも歯垢(プラーク)の方が悪さします。
でも、歯垢(プラーク)の方が除去はカンタンなのです。

どうでしょうか?
知れば知るほど、ホームケアの大切さを感じませんか?

進行した歯周病の写真もたくさん見せて頂きました。
犬たちは長生きになっていますから、放置していれば歯石もたくさん付着して不思議ありません。
しかし、恐れる必要はないんです。

知っていれば、そうなる前に対策していけますから。
次は、小型犬・短頭種のオーナーは必読です!(笑)
まだ、続きます。

 
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