ご家庭で愛犬をシャンプーする時に「なるべく嫌がらせない」ポイント-2

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ご家庭で愛犬をシャンプーする時に「なるべく嫌がらせない」ポイント
この記事は、ご家庭で愛犬をシャンプーする時に「なるべく嫌がらせない」ポイント-1の続きです。

前回の注目点は…
 ・シャンプーの嫌がるポイントは何処にあるのか?
 ・その工程を分割する工夫は出来ないか?

今回は実際に活用すべきアイデアです。
ご家庭の「やり方」によって、多少のアレンジが必要かもしれません。

そんな観点から、日常に落とし込んでみて欲しいと思っています。
 

シャンプー工程の確認

まずは、我が家のシャンプー工程。

 ブラシをかける
 肛門腺をしぼる
●身体を濡らす
●洗う
●すすぐ(シャンプーを流す)
●タオルで身体を拭く
●ドライヤー&ブラッシング
 爪切り
 耳掃除
 足裏(パッド)の毛をカット

●は我が家に関わらず、シャンプーする時には一緒ですね。
「身体を濡らす」と「すすぐ」は同じようなものです。
実際には、4工程(水をかける・洗う・タオルドライ・乾かす)です。
この中で、一番「嫌=ストレスが大きくなってしまう要素」は何か?

これをスッキリすること。
 

1つ前の工程を丁寧に

苦手な工程は少しでも短い時間で済ませてあげたいですね。
嫌がる工程に注目せず、その前の工程で「もう少し何か出来ないか?」を検討すると良いです。

例えば、「ドライヤーが苦手」だとします。
直前の工程は「タオルで身体を拭く」ですね。

濡れていれば、濡れているほど、時間を要します。
タオルなどでシッカリと水分を少なくしてからドライヤーをすること。

また、何処の部位にドライヤーを当てられるのが苦手なのか?
顔にドライヤーが当たることが嫌いな犬は多い印象があります。
少しでも時間を短くするための、タオルドライは手を抜けませんね。

タオルドライにしても、ドライヤーにしても「一度に…」が嫌がる元です。
顔→背中→顔→胸元→顔…みたいに、少しやったら違う部位。みたいな感じで…

今よりも、1つ前の工程を丁寧にしてみると良いです。


タオルドライは、家族の体力も要します…。(汗)
吸収性の良いタオルを使ったり、タオルドライの前に水分を絞ってしまうのも「手」です。
(タオルドライが苦手な子は特に「吸収性の良いタオル」はオススメです!)

業務用のドライヤーは、やっぱり早く乾きます。
家庭用のドライヤーと違うのは風量です。
熱い風より、強い風です。(笑)

ドライヤーが苦手な子は、タオルやドライヤーなど用品も再検討されると良いですね。
 

まとめ「なるべく嫌がらせない」ポイント-2

チョットだけ工夫されると、ストレス軽減に繋がります。
個々によって、苦手な工程は違うと思います。
「1つ前の工程を丁寧に」で検討してみてくださいね。

愛犬を洗うときの「お湯の温度」ですが、体温(37-39度)くらいです。
特に高齢犬はご注意くださいね。

顔を濡らされることが嫌な犬へは、眼軟膏を入れてあげると嫌がらずにすむ犬もいます。
爪切りもシャンプー後の方が「ふやけている」ので、受け入れやすかったり…。

嫌なことは、時間が長く感じます。
愛犬も同じではないかと…。

そんな感じで、工程や用品を見直してみてください。
シャンプーは生涯ずーっと…ですから。