子犬を迎えたら、整理して覚えておきたい。
子犬の成長過程について。
今後、子犬を迎える予定がある方は「ブックマーク」をお勧めします!
スッキリさせておきたい点は…
ベースになるスケジュールなので、人の都合は考慮していません。
迎い入れる日が、個々によってマチマチですね。
生後何日目に迎い入れても、スケジュールに変更は(基本)ありません。
また、子犬が「健康であること」が前提の話です。
子犬が途中で体調不良になるケースは「イレギュラーの対応が必要」だと思ってください。
子犬の予防接種と社会化期
まず、把握しておかないと…は、予防接種のスケジュール。
それと合わせて、子犬の成長過程です。(成長過程の話は後々でします)
身体と心、両方が健やかに育っていかないとバランスが崩れますから…
この図の「数字」は「生まれてからの週」です。
8=8週齢です。
ピンクの丸は「予防接種」です。
1回目・2回目というのは、8種などの混合ワクチン接種を指します。
狂犬病は狂犬病予防接種を指します。
18週のOKは「お散歩デビュー」です。
各予防接種の観点で「外に出たり、他犬との接触を安心できる」という意味で…。
ワクチン接種の1回目は「なぜ」8週目なのか?
通常、1回目のワクチンはブリーダーやペットショップで済まされてからご家庭に…となります。
つまり、正しい知識がないと愛犬が余計に注射を打たなくてはいけなくなります…。
譲り受ける家族が賢くならないと、悪いブリーダーは減りません!
(費用も余計に掛かりますし、追々説明する社会化にも影響してきます)
子犬は生まれて24時間以内に初乳を飲むことで、母犬から免疫移行されます。
ワクチン接種と「同じ効果」みたいなものと思ってください。
この移行抗体の効果が生後7~8週くらいから減少します。
こういった理由から、1回目のワクチン接種が生後8週(2ヶ月)な訳です。
この時点で「母犬からの移行抗体の力が強いと注射の効果は弱い」ので、追加接種が必要となる訳です。
→だから2回目がある。
この注射の効果は1~2週間後とのこと。
2回目の予防接種は4週(1ヶ月)後。
整理すると…
2回目は12週齢。(一般的には生後3ヶ月)
生後●ヶ月というのは、家族が覚えやすいという点が大きいと思われます。
3回目のワクチン接種が必要となる代表的なケースは…
→移行抗体が活躍中に追加接種しても効果はないから…
・1回目のワクチン接種の種類が少なかった。
→獣医さんでは8種などの混合ワクチン推奨で、1回目が3種や5種など種類が少ないために(1回目をカウント扱いされず)3回目が必要と判断されるケース。
ワクチン接種を2回で済ませられるか?
3回打たないといけなくなるか?
3回だと、16週目に3回目。
20週に狂犬病。
22週にOKとなるのが一般的です。
これを決定するのは、掛かり付けの獣医さんになります。
しかし、元を辿れば「獣医さんのせい」ではありませんね。
本来、誕生日がわかれば、お散歩デビュー日はわかります!
余分に注射が必要だったり、追々書きますがデビュー日が遅れることで弊害も多くなったりします。
既に成犬の場合でも、愛犬の子犬の頃のワクチン接種の時期や回数を確認してみる機会にされても良いですね。
「知らない」ことが、愛犬の幼少期に大きなストレスを与えてしまっている場合もあります。