「色々と考慮するために知っておきたい子犬の成長過程-1」の続きです。
これから子犬を迎える、または迎えたばかりの方は前回の記事を読んでからの方がスッキリすると思います。
今回はカレンダーがあった方が整理しやすいかもしれません。
基本的に健康であれば、子犬の予防接種の予定に変わりありません。
→ 生後1ヶ月で来ても、生後3ヶ月で来ても(予防注射のスケジュールは)同じということです。
※掛かり付けになる動物病院が推奨する種類数のワクチン接種
具体的に誕生日を設定して説明します!
2012年7月6日(金)生まれと設定してみます。
右側の「week」は週齢です。「10」は10週齢です。
抗体が移行されますが、効果は8週くらいまでなので8月末くらいまで有効。
生後8週齢に1回目の混合ワクチン接種です。 → 8/31
初乳による抗体が残っていると、1回目のワクチンの効果が期待できません。
そこで追加接種となり、それが12週齢です。 → 9/28
タイミング良く、注射に連れて行けるか?は別問題で、順調な場合は…
●1回目:8/31
●2回目:9/28 となります。
これ、(人が覚えやすい)月齢でいくと…
誕生日は7/6なので
●1回目(←生後2ヶ月):9/6
●2回目(←生後3ヶ月):10/6 となります。
仮に、(人が覚えやすい)月齢で更に3回目が必要となった場合は…
●1回目(←生後2ヶ月):9/6
●2回目(←生後3ヶ月):10/6
●3回目(←生後4ヶ月):11/6 となります。
順調であれば、狂犬病予防接種も済んでいるはずの週です。
別に「お散歩デビューが遅れるだけでしょ?」と思われる方もいるかもしれません。
いえいえ。
まだ説明していませんが、子犬の社会化期を考慮しなくちゃ…です。
子犬の社会化とは…
「成犬になった際に遭遇するであろう様々な刺激に触れること」です。この期間が「生後16週齢くらいまで」と言われています。
これから子犬を迎える方、是非とも考慮してくださいね。
また、これがスッキリすれば、お散歩デビュー日がわかりますね。
お散歩デビューが梅雨時や猛暑時期になるのはどうでしょう?
そんな計算も出来るようになれますね!
心身ともに健やかな愛犬に育てる。
心を小さく育てると、ストレスにも弱くなり、免疫にも影響します。
まだまだ考慮することがたくさんあります。
本当は「子犬を迎える前」に、家族が知っておくべき内容ってたくさんあります。
急いでいる方は「ブログを待たずに」ご相談くださいね!(笑)
まだ、余裕がある方は「限られた時間という意識の大切さ」もどうぞ。