愛犬の散歩で最低限注意したい4つの項目-3

Pocket

暮らしのヒント

愛犬の散歩で最低限注意したい 3/4

前回の続き(→「愛犬の散歩で最低限注意したい4つの項目-1」と「愛犬の散歩で最低限注意したい4つの項目-2」)です。
初回は「リードの取扱い」。
2回目は「排泄の種類」について、まとめてみました。
トイレ(排泄)のしつけと言っても、原因(目的)が事なれば、対応も事なります。
一概に褒める(オヤツをあげる)とか、叱るとかで解決出来なこともたくさんあります。
正しい知識を持った方にご相談されることが、愛犬を困惑させずに済むますね。

不適切な場所に排泄をしない犬へ育てるには、それを予防・対策を取ることが出来る家族のサポートなしでは出来ませんから…。

それと初回の「リードの取扱い」と「排泄」は別々に考えることは出来ません。
外出時には「リードが付いた状態で愛犬は行動している」ので…。

愛犬が好き勝手に排泄をする…。
家では困るのに、外ではOK?
そろそろ、そういった観点も重要視していくべきではないでしょうか?

そんな観点から「愛犬の散歩で最低限注意したい4つの項目」を書いてみました。

1.リードの意味と効果
2.排泄には用途がたくさん
3.他人や他犬、他の動物への挨拶(接触)の仕方
4.いつ、どのくらい行くべきか?

全ては愛犬が自身で出来れば家族は楽ですが、愛犬が出来ない時にこそ家族がサポートして欲しいです。

3.他人や他犬、他の動物への挨拶(接触)の仕方

今回は「挨拶」です。
人が大好きな犬でも、相手が愛犬を必ずしも好きだとは限りませんね。
その逆も。
犬が好きな人でも、犬が(嫌いというか)近づいて欲しくない時も…。
相互に隔たりがあるのに、片方のゴリ押しがトラブルになったりするものです。

そんなトラブルを少なくしたり、愛犬に良きマナーを得てもらうために家族がどんなサポートが必要でしょうか?

3-1. まず、愛犬の好き・嫌いを整理しましょう。

3-2.愛犬が「好き」な場合

3-3.愛犬が「苦手」な場合

3-1. まず、愛犬の好き・嫌いを整理しましょう。

「好き」…(大)興奮する。など、陽気な印象。
「嫌い」…怖がる。ビビる。など、陰気な印象。

・他人は「好き」「嫌い」
・他犬は「好き」「嫌い」
・ネコやハトなど、他の動物は「好き」「嫌い」
この様な大きなカテゴリーでは分類できない場合も多々ですね。
・他人の場合でも、子供が苦手。とか、工事現場の人が苦手とか。
・犬の場合でも、ある特定の犬種や個体が苦手な場合も…。
・ネコやハトが「好き」といっても、遊びたい!というよりもオモチャのように「追い掛け回したい」場合も考えられます。
どうであれ、ご家族が詳細を把握することがとても大切ですね。
「よく分からない…」という方は、専門家に診断をお願いされることを考慮すると、愛犬との連動が多くなりますね。
理由や原因が分からなくても、現状を把握してあげることは、愛犬から信頼を得られることは間違いありません!
全てが分類できなくても、分かるものから対応していきましょう。

3-2.愛犬が「好き」な場合

対象が人でも犬でも「好き」とうことは、悪いことではありません。
しかし、相手は必ず「好き」とは限りません。ということを忘れてしまうとトラブルの元ですね。
(全ての場合ではありませんが「好き」な場合)相手が「うんざり」するまで、関わろうとします…。
これはこれで、初動は良くても(トラブルがなくても)気を付けておく必要があります。

愛犬が「好き」な場合=相手が近づくのを待つ!

相手の方、または犬(他の動物でも)を待つようにしましょう。
「待て」といっても、無理…。とか必要ありません。
ご家族にはリードがありますから、その場から動かず、リードの長さが一定であれば、ドンドン突進して行くことはできません。
例えば、お散歩で出くわした犬が好き。相手の犬も、他犬が好きだとします。
しかし、相手のご家族にはこの後に予定があり、早々にお散歩を引き上げる必要がある場合だって有り得ます。

相手が苦手な場合、近寄っては来ません。
相手の都合を考えずに、近寄っていく方が迷惑だったり、トラブルの元になりやすい訳です。

好きだからといって、安易に「飛びつき」を容認していると、お年寄りや幼児などにも同じことをします。
相手がいつも「汚れても構わない服装」とも限りませんね。
愛犬が椎間板ヘルニアになる引き金になっているかもしれません…。
決してプラスになるコミュニケーション手段ではないと思います。

また、外にいるネコちゃんへ安易に近付かないほうが賢明です。

こうすることによって「好き」を自由に得られることが減りますから少々可哀想な気もしますが、好きな対象物に接触すること=相手が必要であり、相手への配慮なしではトラブルや相手にトラウマを与えるケースも十分に考慮すべきです。

3-3.愛犬が「苦手」な場合

原因はさておき、他人が、または他犬(他の動物でも)が苦手…。
克服させてあげたい!とご家族が思えど、無理は禁物です。
無理がより一層のトラウマにさせてしまうケースも多々あるからです。

愛犬が「苦手」な場合=相手との距離と時間を意識する!

チョット離れていれば、我慢できるのに…。
直ぐに去ってあげれば、我慢できたのに…。
こういったケースは多々あります。

ただ、相手がガツガツ近付いて来る場合もありますねぇ。(汗)
(なので、「好き」=「待つ」が大切なんですね)

嫌いな対象物が近付いて来る際は、距離を少しでも取ってあげられるようなサポートをしてあげて欲しいです。
小さいワンちゃんなら、抱っこするとかでも距離が取れる場合もあります。

また、勇気を持って相手方に「うちの子、ワンちゃんが苦手なのでゴメンナサイね…。」と言って、早々に離れてあげるのも1つ。

ロケーションや対象物によって、その時の対応は異なりますが、無理させると無理な記憶が残り、自信をなくしていく…といった負のサイクルに入らないようサポートして欲しいです。

挨拶(接触)のマナー / 後記

愛犬のポテンシャルを正しく把握していくことで、愛犬が必要以上に悪いことを学ばずに済みます。
また、愛犬にとっては良いことでも、相手には芳しくない場合も…。
広い視野で愛犬との外出をより安全で楽しく、世間に嫌われることが少なくて済むよう、上手に状況を判断して、必要に応じてリードの長尺を調整できるような家族がいつも傍にいると愛犬は今以上に安心して楽しめるでしょうね。

次回、最終のテーマ「いつ、どのくらい行くべきか?」ですね!