愛犬との連動性をUPするための覚書3選

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inoue
愛犬と「もっと強い絆が築きたい!」そう思う方は多いはず。
実際、上手く連動性をUPするには、人と犬との「感性の違い」を理解することは大切です。

以下は私が普段、何気なく行っていることです。
 

1.愛犬の目線を想像する

愛犬の気持ちが「少しでも感じたい!」には、まずこれです。
愛犬の目に映っているものを想像します。

もちろん、人と犬の視覚は色々と違います。
視野も違うし、見える色も…。
近視らしいが、動体視力は人より優れているなど…。

理屈ではわかっても、実際のところは想像するしかありません。
そこに「温度差がある」からこそ、意識しておきたいところです。

犬の目線で見てみてください。
・今、何が気になったのかなぁ?
・抱っこした時、愛犬の目線が何処を見ているか?
・私の洋服、何色に見えているのだろう?

特にアジリティなど、ドッグスポーツをしている人には大事な観点ですよね。
(障害物が、どの様に見えているのか?など)

犬の視覚はどうなっているのか?」 → まず、ネットで調べてみましょう!
これが普段から意識できるようになるだけで、愛犬との気持ちが接近すること間違いないです!
 

2.声以外で語りかける

犬は(基本的に)ジェスチャーでコミュニケーションします。
相手に尻尾を振ったり、お腹を見せたり…。

私は基本的に目で会話します。
犬が私を見ている時、目で「わかっているよ」と。
私が犬を見ていたら相手の犬も見てきた時、目線を逸らしたり、瞬きをして「敵意はないよ」と。
犬は動体視力が良いので、一瞬「ニコッ」とするだけで伝わったりします。

犬は長々と話しかけても理解出来ません。
わかることは「自分に災いが起こるかどうか?」くらい。(笑)
つまり、長々と「やさしい声」で話しかければ、気に掛ける必要はない。→安心していられる。

私も愛犬に話しかけます。
この行為そのものは、私の満足で行っていると意識して。(笑)

これは、盲導犬でも警察犬でも同じ。
逆に長々と話しかける頻度が多い人と暮らすと、愛犬は大事な号令まで聞き逃しやすくなります。

この機会に犬の聴覚も知ると良いです。
犬の耳は人よりも優れていると思っている方が多いですが、それは高周波が聞こえるということ。
実は、人の声(低周波)は聞き取り難いんです。

言葉は短く、ハッキリ。(怒鳴る必要はなし)
人からしてみると「それじゃ、サッパリしすぎ…」と思うかもしれません。
(家族や人へ対して)吠えることが多い犬は「吠えると伝わる」と学習しています。
逆に「吠えないと伝わらない」とも言えます。

犬たちは「散歩」と言われるよりも、リードを握った人の姿の方が「散歩」だと確信できますね。
まず、話しかけることよりジェスチャーで…と意識してみてください。
恐らく、愛犬に変化が出てくると思います。
 

3.空間の意識

これは難しいです。(笑)
簡単には「距離感」ですが、これは場所によっても、愛犬の気分によっても…。
ロケーションに応じで…なので、難しいんです。

恋愛と似ているかもしれませんが、いつも「ベタベタしていたい」とは限らない。
心地良い距離感=空間の意識です。

 ・逃げると追いたくなる。
 ・追われると逃げたくなる。

適度な距離感が安心を増やし、連動性をUPします。

相談で時々あるのですが、高齢になって寝ている時に撫でようとしたら唸るようになった…。
正に、このケースです。

人のケースではパーソナルスペースで検索すると、たくさん例えが出てきます。
スペースの占有と共有の認識ギャップによるトラブルはたくさんあります。
家の中やお散歩中に愛犬を踏みそうになる方は「空間の意識」に対して、愛犬と温度差が生じている可能性大です。

愛犬との暮らしに連動させられるように調べ先を読んでみるもの楽しいです。
 

まとめ

愛犬との連動性をUPするには、犬を理解する項目を増やすことです。
それは、急に備わりません。

盲導犬のユーザーさんも、最初から上手くコミュニケーションが出来る訳じゃないんですよ。
何日もの間、共同訓練を経て、連動するんです。
優秀な訓練を維持するには、愛犬家以上の苦労を経て盲導犬と共に暮らしています。

何気なく出来るようになるまで、時間が掛かります。
上記3つに共通することは、人側が変化することで愛犬の対応に変化が出てきます。

まず「こんなことから、やってみよう!」というイメージですね。
そうすることで、1週間後や1ヶ月後には愛犬の変化が増えてきますから…。