ここ何十年かで、世の中も随分変わりましたが、愛犬との暮らし方も随分と変わりました。
今では「我が子同然」という方も多いですね。
かといって、昔の飼い方でも今のスタイルでも「愛犬を思う気持ち」に変わりはない気もします。
室内飼育が主流となった今では、愛犬との接する時間が大きく変わってきました。
愛情がより深く感じるのも当然ですし、問題と感じる点も「一昔前」とは変わってきました。
インターネットの普及も最近のこと。
一昔前よりも、情報の入手だけでなく、発信も容易になったのも事実です。
犬との暮らし(しつけ)に関わる情報は本当に様々です。
教え(伝え)方もそうですが、そもそも「何を教えておくべきなのか?」もマチマチです。
だから、問題が起こってから相談したり、諦めたり…。
暮らし方は変わったけど、犬そのものが大きく変化した訳じゃない
犬の行動に関して、色々とわかってきています。
これからも、どんどん解明されていくことが増えるでしょう。
ただ、近年の携帯電話からスマートフォンのような移り変わりがある訳ではありません。
犬が「どの様な習性や資質を持ち合わせているのか?」が、もっとスッキリしていくのだと…。
デジカメの画素数がUPして「画像が鮮明になる」に似ているかもしれません。
犬が変わったのではなく、犬のことが「一昔前より鮮明になってきた」というのが私の印象です。
一昔前なら「知らない」という事も、今では明確だったりする訳です。
つまり、犬に対する「正しい見解」がたくさん増えたのです。
それに家族が対応していくことで、愛犬が困惑することが減りますね。
犬のことが「より解かってきた」ということは…
一昔前よりも家族が知るべき情報量が増えないと、生活の質そのものに変化はありません。
変化がないどころか、接する時間が多くなるので困惑することも必至ですね。
少しでも愛犬が困惑することがないよう、情報を求めていくことは大切ですね。
ただ厄介なのは「その情報が正しいのか?間違っているのか?」の判断かもしれませんね…。
古い情報が必ずしも「間違いである」でもない…。これも厄介ですね。
学習の仕組み
犬のボディランゲージ(ジェスチャー)
五感(嗅覚・聴覚・視覚・味覚・触覚)
この辺の情報は(基本的に)不変です。
(犬が、この何十年で大きく変化したのではないため)
まず、情報の変化に右往左往しないために必要な柱になる項目と言えるでしょう。
まとめ
今の時代、しつけに関する情報は、ある意味「戦国時代」とも言えるでしょう。
良い情報と悪い情報が入り混じり、困惑する犬と家族が…。
(もちろん、困惑させたいと情報を発信している訳ではありませんが…)
上記の基礎がシッカリ身についていないと、情報の解釈に隔たりが…。
焦らず、慌てず、じっくりと愛犬との暮らしに欠かせない「犬の本質」を理解してあげてください。
しつけ教室に通われたことがある方は体感されているかもしれませんが、皆さんの愛犬を指導者がハンドリングすると「水を得た魚」のように動いてくれたりします。(笑)
スタイルが変化したことによって、愛犬への要望も多くなる現実。
犬の資質がどんどん明確になりつつある今。
残りは、糧を増やす家族が増えることではないでしょうか?
この困惑する情報錯綜の時代を抜けるには、進化していくことですね。
もっともっと愛犬が快適に暮らせるための変化。
可愛い愛犬が「変われない」ための家族の変化。